付き合いのない親戚(叔父叔母・いとこ)に香典は必要?金額の目安は?

駅のホームで親戚の訃報の連絡を受けて戸惑う男性 香典

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付き合いのない親戚がいる方は多いのではないでしょうか。

遠方に住んでいたり、もともとの付き合いが希薄だったりすると、自然と疎遠になってしまうものですよね。

そんな中で親戚の訃報が届いた時、香典を包むべきか迷ってしまう方も少なくないと思います。

最初に結論をざっくりまとめるとこうなります。

  • 付き合いがない親戚でも三親等以内なら香典は必要
  • 三親等以内の付き合いのない親戚への香典は5,000円から1万円が目安
  • 四親等のいとこは血縁関係だけでは香典不要
  • 四親等のいとこへの香典は3,000円から5,000円が相場

これから付き合いのない親戚への香典について、親等ごとの判断基準や金額の目安を詳しく解説していきましょう。

付き合いのない親戚に香典を包むか3つの判断基準

付き合いのない親戚に香典を包むかどうかの判断には、以下の3つの基準があります。

  • 親等による血縁関係の距離
  • 故人やご遺族との過去の付き合い
  • 社会通念上の慣習やしきたり

それぞれの基準について、くわしく見ていきましょう。

親等による血縁関係の距離

まず、香典を出す/出さないの基本的な目安として「三親等まで」という考え方があります。

三親等以内の親族には、おじ・おば、甥・姪、曾祖父母などが含まれます。

付き合いが希薄でも、この範囲内の親族が亡くなった場合は香典を用意するのが一般的ですね。

ただし、四親等以降のいとこや、配偶者の親戚などは、血縁関係だけを理由に香典を出す必要はありません。

故人やご遺族との過去の付き合い

現代では、単なる血縁関係よりも「生前の付き合いの深さ」を重視する傾向にあります。

たとえば、幼い頃に面倒を見てもらったいとこや、かつて親しくしていた遠い親戚などには、親等に関係なく香典を包むことが多いですよね。

反対に、三親等以内でも長年疎遠だった場合は、香典を省略することもあるのです。

社会通念上の慣習やしきたり

地域や家庭によって、香典に関する考え方は異なります。

たとえば、親族付き合いを大切にする地域では、遠い親戚でも香典を包む習慣があるかもしれません。

また、親世代が親族付き合いを重視している場合は、子世代も同様の対応を求められることがありますよね。

付き合いのない親戚への香典の相場

香典の金額は、以下のような要素によって変わってきます。

  • 親等関係
  • 自身の年齢や社会的立場
  • 地域性や家庭の慣習

それでは、具体的な金額の目安を見ていきましょう。

三親等以内の親戚への香典相場

付き合いが希薄な三親等以内の親戚への香典は、以下が一般的な相場となっています。

自身の年齢 香典の相場 備考
20代 5,000円~1万円 学生は3,000円も可
30代 1万円前後 社会人としての立場を考慮
40代以上 1万円~2万円 年齢や立場に応じて増額

四親等のいとこへの香典相場

いとこは四親等にあたるため、血縁関係だけでは香典を包む必要はありません。

ただし、お通夜や葬儀に参列する場合は、以下を目安に香典を用意しましょう。

自身の年齢 香典の相場 備考
20代 3,000円~5,000円 学生は3,000円が一般的
30代 5,000円前後 夫婦で参列する場合も同額
40代以上 5,000円~1万円 過去の付き合いに応じて増額

付き合いのない親戚への香典について個人的に思うこと

ここからは、一般的な情報では触れられていない視点から、付き合いのない親戚への香典について考えてみましょう。

  • 香典を通じて関係修復のきっかけに
  • 世代間での価値観の違い
  • 将来的な付き合い方への影響

香典を通じて関係修復のきっかけに

付き合いが途絶えていた親戚との関係を見直すきっかけとして、香典を活用することもできます。

たとえば、長年疎遠だった親戚の葬儀に参列し、しっかりとした香典を包むことで、ご遺族との新たな関係づくりにつながる可能性もあるのです。

むしろ、故人を送る儀式に参加することで、家族の絆を再確認できるかもしれませんよね。

世代間での価値観の違い

親世代と子世代では、親族付き合いに対する考え方が大きく異なることがあります。

親世代は血縁関係を重視し、たとえ付き合いが少なくても親戚づきあいを大切にする傾向にありますよね。

一方、子世代は実際の付き合いの深さを重視する傾向があります。

このような価値観の違いを理解した上で、世代間でコミュニケーションを取り、適切な対応を検討することが大切です。

将来的な付き合い方への影響

香典の判断は、その後の親族関係にも影響を与える可能性があります。

たとえば、今回の香典での対応が、将来自分の家族に何かあった時の親族からの支援にも影響するかもしれません。

長期的な視点で考えると、多少の負担があっても、できる範囲で香典を包んでおくことが賢明な選択となる場合もありますよね。

付き合いのない親戚への香典に関するよくある質問

Q. 付き合いのない親戚の葬儀に参列する必要はありますか?

A. 三親等以内の親戚の場合は、できるだけ参列することをおすすめします。

たとえ普段の付き合いが少なくても、親族としての最低限の礼儀として参列し、故人を送ることが望ましいですね。

ただし、仕事の都合や遠方であるなど、参列が難しい場合は、香典を郵送するなどの対応でも問題ありません。

Q. 夫婦で参列する場合、香典は2人分必要ですか?

A. 香典は一世帯につきひとつが基本です。

夫婦で参列する場合でも、香典は1つで構いません。

香典袋には世帯主の名前、もしくは「〇〇夫妻」という形で連名を記載するのが一般的ですよ。

付き合いのない親戚への香典まとめ

最後に付き合いのない親戚への香典について、重要なポイントを整理しましょう。

  • 三親等以内は付き合いの有無に関わらず香典を用意
  • 四親等以降は血縁関係だけでなく故人との関係で判断
  • 参列する場合は親等に関係なく香典を準備
  • 金額は年齢や社会的立場を考慮して決定
  • 地域性や家庭の慣習も考慮に入れる

香典の判断に正解はありませんが、故人やご遺族の気持ちに寄り添い、自分にできる範囲で誠意を示すことが大切ですね。

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